台湾のコロナウイルスの現状と4plus hostelの今後の対策について…。

台湾のコロナウイルスの現状と4plus hostelの今後の対策について…。
4Plus Hostel 斯格加旅店

皆さん、こんにちは。
4plus hostelです。
 
いよいよ大変な事になってきました、コロナウイルスの件です。
ここ最近の台湾の現状と4plus hostelの現状を簡単にお伝えいたします。

事態は収束しないコロナウイルス

毎日、毎日、このニュースで持ちきりですね。
もちろん日本もですが、台湾も同じです。
 
本日、3月24日時点での台湾の感染者数は215名。
(先ほど、また更新されて23名になってました)
ここ2、3日前までは140名程度だったのですが、一気に増えています。

そして、ほんの10日程前は数十名だった気がします。
確実に、台湾でも感染者数が増えてきています。
 
今までが少なかった為に、かなり多いように感じますが、他国と比べればまだまだ少ないのかなといった感じです。
 
そして、この感染者のほとんどが外国から帰国した台湾人によって持ち込まれたものだという事がわかっています。

全観光客の入国を拒否する事に踏み切った台湾政府。

さて、台湾政府は次から次に手をうち、即断即決の素晴らしい対応を見せてきました。
 
そして、台湾政府は3月19日から日本を警戒レベルを1つ引き上げて、日本の警戒レベルは「3」となりました。不急不要の日本への渡航を行わないように自国民に呼びかけるとともに、外国人に対してノービザでの台湾入国を禁止すると発表しました。

ガラガラの台湾の松山空港(3月22日 )
電光掲示板にはキャンセルの文字が並びます(3月22日 )

要するに台湾に全ての外国人観光客が3月19日から台湾に入国できない事になりました。

19日以前はまだ、ノービザ入国が認められていた為、東南アジアを旅をしていた日本人観光客などがチラホラ台湾に入国して観光を行っていました。
 
ただ、17日の16時に発表があり、即日実施となりました。
 
現在、台湾に入国が認められているのは、台湾人並びに有効なビザを所有する外国人のみになります。
 
ただ、ビザを所有していても海外から台湾に戻った全ての台湾人並びに外国人は、14日間の自宅検疫が必要となり、一切外出が認められない事になりました。

自宅のない外国人は政府の指定するホテルに14日間の隔離となります。
 
ビザを持っている日本人でも、何か用事があって日本に1泊2日や日帰りで帰国した場合でも、台湾に戻れば14日間は外出が禁止されるという厳しい措置が取られる事になったのです。
 
しかも、ルールを守らなければ10万元から100万元までの罰金となります。

観光客が消えた寧夏夜市

下記、ニュースからの引用です。

新型コロナウイルスの感染拡大を受け、台湾の衛生福利部(厚生省に相当)中央感染症指揮センターは17日、日本からの入境者を14日間、実質的に隔離する「居家検疫」の対象にすると発表した。19日から日本の感染症渡航情報のレベルを最高の「3」(警告)に引き上げ、不要不急の渡航自粛の対象とするとも発表。日台間の観光やビジネスなどの交流が大きく制限される。

nikkei.com/article/DGXMZO56901930X10C20A3FF1000/

ノービザの外国人に対して寛大な措置をとった台湾政府

台湾では90日間はノービザで滞在が可能です。
 
ほとんどの日本人旅行者はノービザで台湾に訪れますし、観光以外でも3ヶ月台湾に滞在しながら語学学校に通う日本人も沢山います。もちろん、短期の出張者なんかもビザなしで台湾に来られます。
 
今回のノービザ禁止の措置で一番大変だった方がノービザで台湾に滞在しながら語学学校に通ったり、色々と予定があった方だと思います。急な発表だった為にどのように対応をしていいかわからない方が沢山いらっしゃったと思います。
 
そんな中、台湾政府が発表した「ノービザ滞在者に対して無条件で1ヶ月の滞在猶予を与える」というものでした。21日に発表されました。

以下、ソースです。

外交部(外務省)は21日、同日までに査証免除(ノービザ)、到着ビザ、短期滞在ビザなどで入境した外国人の滞在期限を一律30日間延長すると発表した。新型コロナウイルス対策のため、各国が出入国や航空機発着を制限していることに配慮したとしている。

各ビザの期限は自動的に延長されるため、個人が申請する必要はない。ただし、ビザが有効であることが原則。滞在期間の合計が180日を超えることも認められない。同部は、今後の状況によって調整を検討するとしている。

台湾でも19日午前0時、外国人の入境を原則禁止する措置が発効した。居留証(ARC)や公務、商務などで特別な許可を有する人は対象外となるが、全ての入境者は国籍を問わず、14日間の在宅検疫が必要となる。

http://japan.cna.com.tw/news/asoc/202003210002.aspx

トランジット(台湾乗り継ぎ)も禁止に…

本日のニュースによると感染者拡大の為に、トランジット(乗り継ぎ)で台湾に立ち寄る事も禁止になったようです。

台湾の陳時中(ちん・じちゅう)衛生福利部長(厚生労働相に相当)は22日、新型コロナウイルスの域外からの流入が増えているとして、台湾での航空機の国際線乗り継ぎ(トランジット)を24日午前零時から4月7日までの間、全面的に禁止すると発表した。

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200322-00000528-san-cn

先日、ある方から問い合わせがあったのですが、その時点では大丈夫だったと思うのですが、日に日に条件が厳しくなっていきますね。

しばらく前は大丈夫だったのですが…

ここ最近の街中の様子など…

感染者が急激に増えたという事もあり、以前より警戒感が高まっている台湾です。
ここ最近、あった事、聞いた事、見た事を箇条書きで並べてみます。

・バイクの椅子の下にアルコールスプレーを常備しておき、乗車前に椅子はハンドルに振りかける。
・ホテルはレストランなどに入る際には体温を計られ、アルコールスプレーを手に振りかけられる。
・スターバックスを利用する台湾人が店内に常備しているアルコールスプレーで座るテーブルと椅子にアルコールを振りかける。
・ジムや小規模のカラオケボックスなど多くの人が集まる場所は営業が禁止される。
・大学のキャンパス内には学生証を提示しなければ入れなくなる。
・すでに閉店した宿泊施設もチラホラ。
・バーやクラブなどの二週間営業停止の措置が近いうちに取られる可能性がある。
・自宅検疫を無視してナイトクラブに行った台湾人に罰金100万元が課せられる。
・スーパーなどからトイレットペーパーや保存食が買い占められる。

などなどです。
日に日に警戒感が強まっています。

現在、九份もガラガラです…

4plus hostelは壊滅状態…。

今回の件で一番被害を被っているのは、旅行業でしょう。
旅行会社やホテルは壊滅状態です。
 
うちの4plus hostelも例外ではありません。
 
壊滅状態です。

全観光客が来れなくなり、今後の予約は全キャンセルになりました。

入国が出来ないのであればしょうがありません。
 
現在宿泊されている方は、台湾人のお客様と、ワーキングホリデーや留学で台湾を訪れている日本人の方だけになってしまっています。
 
うちの宿は台湾人のお客様も多かったのですが、今ではほとんどいらっしゃいません。
週末になると南部からの台湾人の旅行客の方達にご利用いただいていたのですが、自粛モードの現在、かなり厳しい状況が続きます。
 
日本も台湾もその他の国々も状況はほぼ同じものと思われます。

正直、どうしようもありませんっていうのが本音のところです。
そんな状態です…。

空室だらけの客室です…

14日間、隔離されるお客様の為のホテルを台湾政府が探しているという情報を聞きつけて、うちの宿も隔離者の受け入れ希望申請を出したのですが、全ての部屋が個室で部屋の中にシャワートイレを備えていなければいけないという事でした。

要するに4plus hostelのようなドミトリータイプのお部屋を提供しているゲストハウスやホステルに関しては対象のホテルには選ばれませんでした。

今後はどうなる…。

今回のコロナウイルス。
一番怖いのが終わりが見えないという事です。
 
現在の世界的な感染拡大、東南アジア諸国など暑い地域でも感染者が拡大している事を考えてると、夏になったら収まるという類のものではないと考えられられます。
 
人によっては、1年、2年続くのではないかと言われる方もいらっしゃいます。
 
台湾でも、既に閉業したホテルもチラホラ出ているみたいです。
終わりが見えない中、赤字続きの状態の中で営業を続ける事は厳しいですからね。
 
ここ最近は、感染者が拡大している事もあり、飲食店などにも影響が出てきつつあります。
ヨーロッパやアメリカのように街自体が閉鎖されたりしない事を願います。

お昼時、いつもは数十分から数時間待ちの鼎泰豊がガラガラ
いつもは日本人で賑わう夜の街、林森北路もこの通り

最後に…

ここまで述べてきたように、今回のコロナウイルスの件で台湾もうちの宿も大変な状況です。

今後、単独での経営が困難となった場合、共同経営者を探したり、一緒にコラボしてくれる方なども募集していくと思います。何かアイディアがある方や興味がある方がいらっしゃいましたら是非ご連絡ください。
 
また、何か情報がありましたらブログの方でお伝えできればと思っております。
本日の記事は以上です。

4plus hostelとは…

台湾・台北の日本人経営のホステルです。
台北駅、中山駅、善導寺駅から徒歩10分圏内とアクセス抜群。
日本人が集まる中山エリア、飲み屋街が集まる林森北路の入り口に位置しております。
 
日本人スタッフ、日本語が話せる台湾人スタッフも常時滞在しております。

住所:台北市林森北路72號
TEL:02-2562-9117
公式HP:4plus hostel 公式HP

台日交流Cafe&Bar KiseKiとは

台湾、台北の日本人経営のBARです。
「台湾人と日本人の交流」をコンセプトにしております。  
是非皆様のお越しをお待ちしております。

住所:台北市林森北路133巷50號
電話:0225426213
FB:台湾人と日本人の交流バー(系列店)
「台日交流Cafe&BAR KiseKi」
LINE@:@aqt0205i
 
タグ:台湾,台北,ゲストハウス,日本人宿,hostel,ホステル,安宿,ホテル

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